平成9年に行われた長野オリンピックでは前後3回に分けて記念硬貨の発売が
なされました。3回それぞれに、1万円(金貨)、5千円(銀貨)、5百円
(白銅貨)の記念硬貨が発売され、しかも、いずれの回も図柄を替えましたので、
都合9種類の記念硬貨が発売になったわけです。
これは考えてみるとなかなか頭のよいやり方ですね。過去の経験で記念硬貨を
たとえ大量発行しても、発行枚数が多すぎて人気がでないことは目に見えて
いたので、こまかく細分化して、それぞれが独自の価値をもつようにしたのです。
このことは記念硬貨を発売した財務省は非常にはっきりと意識していました。
この長野オリンピックの1万円の記念金貨では額面(1万円)ではなく、
最初からプレミア価値を見込んだお値段をつけて売り出したのです。
ちなみに、実際の販売価格は3万8千円でした。
長野オリンピックの記念硬貨が日本では初めてのプレミアム型の記念硬貨
販売になったわけです。なお、この1万円金貨の発行枚数は各回とも55枚で、
これは一般の金融機関では販売されず、すべて造幣局に郵便で申し込んで
通信販売を受けるという形をとりました。これは偽造を避けるという目的の
ためでしょう。
この長野オリンピックの記念硬貨金貨は当然にもかなりのプレミア価格と
なっております。
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